令和5年12月23日(土)ポートタワーセリオンにて秋田の中学硬式野球クラブチーム「秋田NBAポニーSAMURAI BLACKS」のみなさんの足部検診を行いました。
SAMURAI BLACKSの新入団選手を含めた選手と、監督・コーチと合わせて44名のみなさんが、肩肘検診&足部検診をされるということで、TUKAでは足部検診担当として足部評価を実施いたしました。
秋田NBAポニーSAMURAI BLACKSは、Nabe Baseball Academyからスタートした、’なりたい自分を目指す為の場所’ポニーリーグ所属の中学硬式野球クラブチームです。
足部評価の方法
足部評価は、一人一人の足部を肉眼で見ていきます。
骨の歪みや安定性などの項目ごとに点数化し、A〜Cに分類します。
0〜5点は、(正常足=良い◎)→A判定
6〜9点(回内足)/−4〜−1点(回外足)→B判定
10点以上(過回内足)/−5点以下(過回外足)→C判定
B判定、C判定は足が不安定になっており、足の機能をうまく使えていない状態といえます。
過回内足については、コラム記事「お子さんの足の悩み〜ひざの痛み〜」でも触れていますのでご参考にしてください。
秋田NBAポニーSAMURAI BLACKS選手の判定結果は・・
選手のみなさんの判定結果は、
A判定7名、B判定(回内足)28名、C判定(過回内足)9名 でした。
この結果は、検診終了後に選手全体にフィードバックをし、自分の足がどのような状態を示しているか説明しました。
検診の感想とエピソード
選手「とくに痛みも感じていなくて、足の形など気にしたことがありませんでした。A評価だと思っていたのにB判定で、がっかりしました。」
保護者「まじまじと足を見るなんてしたことがなく、何が良くて、何が悪いかなんて考えたことがなかったので発見でした。」
監督・コーチ陣「今回の結果でA評価だった選手は、練習や試合での動きが良い傾向にある選手だったので、足の歪みや足の安定が動作に関係しているかもしれないとおもいました。」「この結果をふまえて、足のトレーニングメニューなどを考えるのも、おもしろそうですね!」
みなさん、初めての足の評価に様々感じたことがあったようです。
そしてこんなエピソードもありました
相談は、「僕、足が29センチで靴を買い替えるのが大変なんです。」というもの。
そこで「それは大変だね。足を測ってみよう!・・・うん!あなたの足のサイズは27.8センチです」
選手は「え?!でも足の指が当たってるんですよ???」と驚きの様子。
このお悩みもよく聞かれる相談の一つです。今後のコラムで触れてみたいとおもいます。
野球クラブチームの検診についてのまとめ
痛みを感じることなくプレーできている選手がほとんどでしたが、足部評価の結果、足部がやわらかく回内足~過回内足で身体の土台が不安定な状態の方が多くいました。監督コーチの方々も感じられたとおり、評価別に足部トレーニングするという方法も良いアイデアですね!足の環境を整えていくことで、もっといいパフォーマンスが期待できるとおもいます。秋田NBAポニーSAMURAI BLACKSのみなさんのこれからの活躍も楽しみです。
Podiatory Authority TUKAでは、スポーツクラブチームの足部検診や足病学及び足育講座もお受けしております。お気軽にお問合せください。また、トータルサポートとして、アスリートフットメディカルサポートもおこなっております。シューズカスタムとインソール療法で、けがの予防やパフォーマンスアップに貢献していきます。